紙切り師 林家二楽

ライブレポート

2014年8月8日 二楽劇場 第十二幕 内幸町ホール

茶番劇「最後の紙切り師」パンクな曲に載せて、地球上に最後に残った銀髪の老人紙切り師が お題を斬りまくる。サプライズな幕開け。

ご挨拶紙切り いつもと違う鋏試し 「そろばん」「ハシビロコウ」は後日。

アンケート紙切り 二楽ポストへの投稿より。

中入りではロビーで爽やかに日焼けした若者の紙切りに黒山の人だかり。なんと二楽さんご長男。

ゲストコーナー 遠峰あこ 歌とアコーディオン 二楽さんリクエストの曲など交えちょっと新鮮なラインアップ。
途中二楽さんも乱入して、かっぱ巻きの曲のイメージで紙切り。

スライドトークショー 二楽・喬之助 今年の旅の思い出を振り返る。今回は、台湾、アメリカ。

紙切りストーリー 二楽劇場 なんと4作品。途中、あこさんの生歌コラボ作品も。
いずれ、あこさんの曲で一番好きな「夢見る機械人形」でもやりたい、と。

2008年8月23日 二楽劇場~第6幕~  池袋演芸場

年に一度の、二楽さんのお誕生日、
ここでしか見られない、お話に紙きりたっぷりの会。

1.ご挨拶 林家二楽
注文紙きりでは、鋏試しもいつもと違う、お嫁さんと、北京五輪に因んで、パンダ。
オリンピック話では、お客さんの共 感を全然得られないもんおもあって、大笑い。
話したいことが終わる前に、切り終わって、次のお題で続きを 語ったり、好き放題な感じがたのしい。
北島康介の注文に、出るのは分かっている、苦しむ姿もみせて こその紙きり、と、普段は聞けない、紙切りとしての気概なども聴けました。

2.ゲスト・三遊亭歌彦「新聞記事」
真打昇進・歌奴襲名直前だそうです。 大柄な柔道経験者。大らかな語り口で、楽しく。

3.二楽 アンケート紙きり
声を出して注文するのが恥ずかしい人のために始め、 ロビーの手作り二楽ポスで回収して、二楽さんの琴線に触れた ものを、読んだり切ったり。
今では、皆さんからの手紙を読むのが楽しみで、この会をやっている、というほど、二楽劇場の中心のひとつになってきました。
かわいらしいところでは、いつも、お兄ちゃんと近所の家の牛 乳を飲みに行っていた弟が、お母さんの前で、「お兄ちゃん、牛乳飲みに行こう!」といって、バレてしまった、「本当にバ カですね」というコメントも、回答者にはうれしい突っ込みだ ったり。
今までで一番せつなかった思い出が「ネロの死」。 これだけで、「パトラッシュ、誰か呼びにいけ!」と思ったと 、熱く語れる二楽さん。 女性ですよね、とおっしゃってましたが、女子は、泣いてもすぐ忘れそう・・。

夏の思い出・片親の家庭で、父の作り置きの昼には固まる焼 きそばという答えに、自身の悔しかった、思い出を語り、言葉に詰まって、お客さんも身につまされたり、その先をきいて、笑っちゃったり。

4.ゲスト・翁家和助 太神楽曲芸
土瓶をくわえた撥の上で回す芸。包丁2丁の上の皿回し。おお 。 最初がすごい技で、後半が、暮らしに活かせる太神楽、という 脱力のネタのギャップがたまりません。

5.スライドショウ(旅話)
楽屋一同(二楽、歌彦、和助、柳家喬之助、柳家初花)
皆で、スライドを見ながら、旅の話を、小学生のように語りまくるコーナー。
スライドは、多すぎて見せられないものあり、お客さんが引くのが分かってるのに、敢えて言っちゃうおバカ話あり。
米国ミドルベリーでの紙きり講座の生徒さん、北海道の旅、座 間味島・・。 徳之島では、柳家喬太郎師の、自然に親しめない姿に突っ込みが入る。 紋之助さんの空港での刀取調べ。別室で、独楽を回し、紙を切 り、プロになれば?といわれたこと。
喬之助さんと、ダブル司会で、翁家和助さんの、素直な質問が 、唾を飛ばしながら語るメンバーの中、お客さんへの説明にも なって、よい緩衝でした。

6.OHPによる、音楽にのせて贈る紙きりストーリー。
これは、言葉では言い尽くせない、見た人だけのお楽しみですが。
「Summer」「青春の影」の2曲にのせて、次々と現れる紙きり の風景、少年少女の物語に、感嘆の声、笑い声・・・。最後に、サザンの活動停止記念に、少し前の恥かしい作品を敢 えて、と、「TUNAMI」。江の島のバス停の恋物語。 こうやってみると、OHP作品も変化しているんですね。 映像を使ったり、構成が進化しても、手作り感いっぱい。
今年も、笑いと涙のとても素敵な会でした。
ぜひ、まだご覧になっていない方は、アンケート紙きりや、O HPの紙きりストーリーを 体験してみてください。

二楽さんからのメッセージは、こちらをご覧ください。→

2007年12月24日 
  ~ クリスマスイブの紙工劇落語 ~   『桂小南治 林家二楽 本当の兄弟会』  in 東京芸術劇場 小ホール2
聖夜のKISSと2代目林家正楽作「クリスマス」

二楽さんと、お兄さんの落語家、桂小南治さんの兄弟会に行ってきました。
久しぶりに見る紙切り&落語。
最初にはさみ試しから始まり、数点の紙切りを。
芝居仕立てのコーナーでは、居酒屋・二楽屋に、やってきた小南治さんが
注文をすると、二楽さんが紙切りで品を出す。
さざえがサザエさん、鰹がカツオ君になっては、いらない、他のお客さんに
あげてしまえ、と、文句を言われ、客席の皆さま に代わりに配る、という趣向。

紙工落語「死神」
落語のバックには紙切りのOHPで演出。
寿命のろうそくの火が消えて死んでしまう終わりも、クリスマスイブということで、
サンタに扮した二楽さんのプレゼントで 再びろうそくに灯がともり、生き返る。
嗜好を凝らした演出がとても楽しかったです。

素敵なクリスマスイブになりました。

サンタクロース
聖なる夜、
 いかなる人々にも、みな平等に
 しあわせの雪が降りますよう、、、  二楽

2006年5月1日 「笑いの人間交差点 by 木村万里シャッフル」
  両日、肝煎り出演=永六輔 場所:紀伊國屋ホール

出演:オオタスセリ、晴乃ピーチク、だるま食堂、柳家紫文、モロ師岡、林家二楽

「寄席っぽく」の日は、こんな凄いメンバー。
オオタスセリの弾き語り、ピーチクさんの似顔絵漫談、だるま食堂の歌のうまいこと格好のインパクト!、紫文さんが紋付袴でびっくり、出だしから受けてる人気上昇~、モロさんの「天狗裁き」も、とにかく楽しい楽しい
二楽さんは、なんとこの番組のトリ!
モロさんのサラリーマン落語で終わったと思って、これはおまけ。。。と照れでおっしゃっていましたが、堂々たるトリらしいトリでした。

桃太郎、注文は、イナバウアー、背比べと鯉のぼり。

二楽劇場でお馴染のOHPでの影絵、松山千春の歌に合わせて、カップルの歯ブラシ、別れから再会までのストーリー。会場を感動の渦にまきこみ、ほろりとさせられ、大きな大きな拍手で。
終わりの挨拶で、永六輔さんが、寄席などでは、色物は絶対にトリにならないけれど、これは堂々としたトリらしい・・と紹介すると、再び大きな拍手。

生でないと絶対に見られない、素晴らしい芸との出会いに感謝です。次も楽しみ。
4千円はちょっと高いと思ったけれど、終わってみると超特価でした。

(Master 2)

★HP[まりしろ]でも、紀伊國屋ホール「笑いの人間交差点 寄席っぽく」 または
二楽で検索するとライブの報告がみられます。
http://marishiro.cool.ne.jp/

2005年5月3日 国本武春と楽しい仲間 横浜にぎわい座

・武春 三味線弾き語り・かけ声練習。出演者紹介。
 ポカスカジャンとは、若き日に、WAHAHA本舗公演に招かれ、山陽(当時北陽)、ニ楽、紋之助のお3人で、出演して以来のお付き合い。その公演では、ふんどし姿で3人が芸を披露。最後に、生まれたままの姿で!殺陣もこなした のだそうです。
・ポカスカジャン 絵描き歌
 50音のある行だけの音で、さだまさし、ボサノバ など。熱狂的盛り上がり。
・柳家花緑「花見小僧」
・ニ楽さん 武春さんのこの公演で、私だけが毎回出演、私だけが真の仲間、と自己紹介。
 最初は「桃太郎」、5月3日にちなんで「憲法9条」、苦戦の末、お見事。
 「武春さん」 普段の武春先生の一面をご紹介する秘密の作品。
 そして、ニ楽劇場1の、松山千春の曲に載せて、カップルの別れから再会までを感動的に描く、
 OHPの紙切り影絵劇場。感動のため息が沢山。
 最後の、武春さん、浪曲「紺屋高尾」 
 横浜のお客さんは、ノリがよくって楽しそうで、出演者も仲間らしい一体感があり、
 本当に楽しい会でした。
*掲示板にも、感想を頂いています。

2004.11.13 柳家喬太郎独演会 下北沢 劇「小劇場」 7pm-

「喬太郎伝説」のゲスト出演。
先代正楽師と一緒に、さん喬師匠に預かり弟子のお願いにいったことがあり、もしかしたら
喬太郎さんの弟弟子になっていたかも、というエピソードを披露。
きょん×2モードなのか、ちょっと辛口で面白いトーク。人に話さないように、と、
ニ楽さんからの注意があったので、これ以外は行った人だけのお楽しみです。
紙切りは、「桃太郎」からスタート。
注文は、「喬太郎師匠」←この後出てくるからいいんじゃないの、と突っ込み。
「遠足」→ 二楽さん小学生の遠足の哀しみのおやつの思ひ出がおかしい。
「忠臣蔵」→大石蔵之助しか切りませんからね、とやはり突っ込み。

この公演は、8日間連続で、全て異なる演目です。即時完売。
当日・整理券に、2時間前に行列が出来ていました。落語も迫力でした。

8月12日 横浜にぎわい座有名会

 若手人気者が揃い、平日昼間でもかなりの入りでした。
ニ楽さんは、2番目の出番。最初は、桃太郎。注文は、サッカー、花火(打ち上げ)、
ハリー・ポッター(ヘリコプターと聞き間違え)、最後・立体紙切り・甲虫。
子どもの頃のお話など、今日も楽しいトーク盛り沢山。
背番号2番の着物の白鳥「マキシム・ド・のんべえ」、トリ昇太「人生が2度あれば」
お得な白骨温泉のお話がおかしかったです。。

大銀座落語祭2004「究極の東西落語会Aブロック」 2004年7月17日有楽町朝日ホール

  Aブロック2番目の桂春団治の会、まずゲストです、と、登場したのは、ニ楽さん。嬉しいびっくり。
今回は、珍しく立っての紙切り。大きな会場だけに、OHPも大きくてまぶしい。
鋏試しは桃太郎、注文は、チャップリン、花火、助六を一度。順番を買えて、助六から。次に大きな花火を切りつつ、チャップリンどうしようと考えています・・と笑いを誘う。花火の絵は、いつ見てもいい。
 今回のトークも、冴えてました。その場で思ったことや、注文するお客さんへの突っ込み、これからも聞きたいです。

風亭昇太 「古典とわたし」 2004年6月24日紀伊国屋サザンシアター

 ギリギリに頼むので、事前に予告のないゲスト。 トップは前日頼まれたという立川談春さんで、「短命」。 モモンガを飼うかどうか迷っている昇太さん登場。 夏のちょっと不思議な噺特集は、 「そば清」その場で着替えて「おやじの王国」。
 そして、中入り後、OHPが! 「私も、ごく最近、1週間ほど前に頼まれました」とニ楽さんが登場。 鋏試しの・桃太郎、注文で・ハリーポッター・モモンガ。 そして、もう注文は取りません、好きなものを切ります、と、大喝采のお祭り風景。続きは近いうちにがみられるような予感もするので、詳細は秘密。
 師匠に喋りすぎといわれたというニ楽さん、「黙って切っている姿は面白いんでしょうか」と お客さんに質問してみたり、いつもよりのびのびとしていて、 ニ楽さんのこういうつれづれのトークは、とても面白いです。毎回近況や感じたことを話すこともとてもいいのではないかと思いました。
 昇太さんの「お化け長屋」で、初夏の不思議なライブは、幕を下ろしました。

浅草演芸ホール 2004年6月13日 昼席

 ハサミ試しは桃太郎で始まり、
浦島太郎(年配の男性が決然と注文をしていました)
お祭り(お神輿解説つき。。。 「人を沢山切らないと棺おけになってしまいます」と笑いを誘っていました。)
お客様はほぼ満席でした。

浅草演芸ホール 2004年3月1日 昼席

 ほぼ満席のお客さん。林家きくおさん「猿後家」の後、ニ楽さんは茶の袴姿で颯爽と登場です。
ご挨拶桃太郎から、完成品をみせると「おおー」とどよめき。今日のお客さんは反応抜群です。
 注文1は、「恵比寿大黒」。完成作品にまたどよめき。2「だるまさん」を何度も「団子さん」と聞き間違って笑いを誘い、「ほんとにいいのだるまで?すぐだよ。」と、瓢箪型だけをくり抜き、えっと思わせてから、顔完成。ちゃんと片目が開いて片目が閉じてました。
 いつもの「よろしかったらお客様もご一緒に身体を揺らして下さっても」で、本当に揺れるかなりの数のお客さん達、初めてみました。ニ楽さんの台詞じゃないけど「変な宗教みたいになるから気をつけて」です。浅草のお客さんは素直な方が多いのでしょうか?

第11回石和ざぶとん亭 2003年10月26日(日)

 遠妙寺は、石和温泉駅から徒歩10分程度のお寺です。各自ざぶとんを手に本堂のいい場所を探して座っているお客さんは、250人程度でしょうか。本尊の前の赤い毛氈を敷いた台が高座。天井からは、見事な金に輝く照明の装飾が垂れ下がっています。

初出場の3人、立川談春さん、モロ師岡さん、二楽さん、3人によるトークから。なぎら健壱さんは、照明の飾りを指さし、ここならではの注文、これがいい、と突っ込み。

二楽さんは最初の出番。鋏試の桃太郎。
今日は、体調、お客様だけでなく、高座がどの程度、揺れても大丈夫かも計らなければ、と、オープニングトークの内容を早速盛り込んで、お客さんをつかみました。
注文紙切り。その1「宮本武蔵」で、小次郎と武蔵戦いの図。見事な作品に、「凄い、凄すぎるっ」と大声で叫ぶ人あり。その2:中学生位の男の子から、「甲府の秋」。何度もぶつぶつと注文を繰り返し、注文を変えませんか?とダメだし。甲府の山々をバックにススキとカカシが揺れる見事な風景が出来あがりました。その3「鵜飼」。二楽さん「ポスターを見ると、こちらでは舟に乗らずに、人間が川に入って鵜に魚を捕らせるんですね・・だったら、人間が網で捕った方が早いんじゃないか」と、突っ込んでからの仕上げ。こちらの方には、なぎら健壱さんの似顔絵もプレゼントされました。トップバッターで、緊張する出番だったことでしょうが、いいスタートダッシュでした。

談春さんは、主催者リクエストで、お寺をコケにしたネタ満載の「蒟蒻問答」。モロ師岡さんは、一人コント:定年退職して暇な男が銀行強盗をやっつける物語と、NHK「こころ」出演秘話。そして一人コント:妻に逃げられた男のスーパーの買い物。なぎら健壱:トークの方が長い弾き語り。自転車事故、病院巡り。最後に、席亭・高田文夫さんを含め、全員トークで締め。
手作りな雰囲気で、お土産の柿まで頂けて、とても楽しい会でした。
新宿からたったの1時間半。ざぶとん亭、お勧めです。

趣味の演芸

 たまに、BBSに書き込みをしてくださる’やぎさん’の演芸レポートです。
いろいろな演芸のレポートが載っております。もちろん、ニ楽劇場もです。
是非、ご一読を!

http://member.nifty.ne.jp/tsukubapets/engei.htm

「まわしてポン~二楽劇場」
  7/9独楽回し紋ちゃん~8/23紙切りニラピーまでの初独演会

  7月9日、銀座小劇場。狭い階段を降りて行くと、前半分は赤くて低い横長イスにお客さんが背を丸くしたような感じで並んで座ってゆく。座席の仕切りのないところを助っ人神田山陽さんが客席整理をする。入り口を見ると座れない人の人だかり。思いもよらない人数の多さに入れずに帰られた方も。始まる前から熱気を帯びつつ、「まわしてポン」は始まった。
 同じく助っ人の春風亭昇太さんとの、染之介染太郎ちっくな二人芸から始まり、コントにも挑戦!他、国本武春さん、林家二楽さんという仲間の応援も加わり、また、本当に狭かった客席の中にも、より近くで見てもらおうと、分け入って見せてくれた熱い芸。本当に紋之助さんの真心と技が伝わる素晴らしい会だった。
 そして、なんといっても、この会で技を披露するのはもちろんのこと、一番紋之助さんが伝えたかったことは、皆にありがとうという感謝の気持ちなのだということも実感する、とても心あたたまる会だった。

 時は変わって、8月23日、池袋演芸場では、紋之助さんとも大の仲良しの紙切りの二楽さんの初独演会が。 紋之助さんのときのように仲間も集まって、皆の友情も加わり進行するかと思いきや、自力でできることをやってみたいと言う思いもあるとのことで、ゲストは紋之助さんのみ。
人前で舞台に立つことは慣れていても、皆が自分自身を見るために集まり、自分にその会の成果がかかっている独演会。しかも初と言うのは並大抵の緊張ではないと思われる中、紙切りを通して、自分を表に出し、家族を語り、そして、いつも心にとめているようだが、お客様の思いを切るという心配り。最後の「いえなかったありがとう」というタイトルで紙を切った二楽さんもまた、きっと皆にありがとうと伝えたかったのだと。ここでも、また、紋之助さん同様、二楽さんの真心と技を実感した。
いつの日か、(お父上であり)師匠であった、2代目正楽さんを越えるときが楽しみである。

 ここでひとつ、助っ人だった紋之助さん、「まわしてポン」では、皆に見守られていましたが、今回は、二楽さんをお兄さんのように助けていて、カッコ良かったです^^
 今まさに第二のスタートをきった二人の演芸家さんの活躍と成長に目が離せなくなりそうです。
(具体的なライブレポートは、共に下記をご覧下さい)

2003年8月23日(土) 池袋演芸場   『二楽劇場』

 満席の客席にアンケート用紙が配られ、「言えなかった「ありがとう」を書いて下さい」という難しいお題。開幕最初は、二楽さんが、新しいことに挑戦、と、俳句をテーマにしたご挨拶。注文も季語か俳句に限定。小さな子どもだけ、「バッタ」が許され、「初雪」「十五夜」などは、色付の紙入り。「柿」という注文に「ゴーン」という字だけだったのは、面白かったけれど、注文した方は気の毒でした。
そして、思い出のアルバム。スケッチブックに誕生のシーンから、子ども時代の悪戯、パンクバンド、結婚式などが紙切りで綴られて、三増紋之助さんと二人で語るトークの楽しいこと。紋之助さんは、あんなに弁舌さわやかだったっけ?頼りになる兄さんぶりを発揮していました。
そして、紋之助さんの、独楽曲芸の最後に、二楽さんの切った作品を独楽にのせて廻して綱渡り。新しいことしかやらない会です。
後半の「言えなかったありがとう」は、二楽さん自身の「ありがとう」についての話をしつつ、アンケートのシーンを切りました。そして、最後に、OHPを使った職人さんの頑張っている姿のスライドショーで、締めくくられました。二楽さんの心にもふれる、素晴らしい会でした。(master2)

2003年8月16日(土) 国立演芸場
  第291回花形演芸会

 二楽さんの出番は、中入り後一番。さすが”国立”演芸場、OHP用の真っ白な素晴らしいスクリーンが用意されていました。ご挨拶の桃太郎、燈篭流し、花火、阿波踊り、を切り、最後にオルゴール付、音楽付のふるさと物語。会場中が涙と感動の渦に包まれました。
花火の時には、隅田川の屋形船で紙切りをしたエピソードなど、初めて聞く面白いお話ばかりでした。お約束「身体を動かさないと暗ーくなります」も、国立演芸場のスペシャル照明でスペシャルな感じ。
ゲストが、マジック、二楽さんの後が曲独楽の三増れ紋さんと、「観るもの」が多い楽しい会でした。

2003年8月10日(日) 谷中全生庵  円朝祭

台風一過、太陽が照りつける暑い中開催されました。
朝10時開始からぎっしりの人の波。

 春日部屋は、入り口すぐの駐車場スペース。
はちまきを巻いて気合入る二楽さん。バルタン星人いろいろ(金色夜叉など)
カネゴンなど、素敵な作品が額に入っていました。
お隣は仲良し紋之助さん。独楽を買うと、手の上で廻すという趣向。
和気あいあいとした雰囲気でした。 近くでは、目立ちまくる空手着の板割の彦いちさんの出店、境内には洒落た名前の屋台がいっぱい。楽しい1日でした。

2003年7月9日(水) 銀座小劇場  三増紋之助ショー:まわしてポン!   ゲスト春風亭昇太

 昇太さんとの兄弟独楽、紋之助生い立ちスライドショー。学校コント。紋之助さんによる独楽表彰式など。立ち見が出て苦しいほどの大盛況で、ほんっとに楽しいいい会でした。チラシに名前のなかった神田山陽さんも、客席整理から出ずっぱり。
二楽さんの登場場面は、最後の浅草の老夫婦コント。老夫婦(昇太おばあさんと山陽おじいさん)が、浅草見物を終え、演芸場はみていないのが残念、と語っていると、紋之助便利屋さんが、講談や落語、紙切り(出てきたときには、ほぼ切り終えてました)、浪曲をとても安くやってくれる 。
 ここで、本職の本芸を披露。
紋之助さんが切った、太った藤娘を披露していると、二楽さんが「そんなの紙切りじゃないっ」と叫び、ほぼ切り終えた藤娘を持って登場しましたが、「あいつのも最初から切ってあったぞ」と老夫婦につっこまれていました。浪曲では国本武春さんが「通りかかった」と言って出てきて、みんな大喜びでした。皆さんTシャツ短パンや普段着姿で、とても新鮮でした。
ライブの写真付レポートは、こちら。

http://daikorin.com 「かぐや姫」内「ここんとこ」

2003年7月6日(日) 横浜にぎわい座 日本開国150周
    出演者:国本武春:三味線弾き語り
        三増紋之助:曲独楽
        柳家喬太郎:「純情日記横浜編」
        林家二楽:紙切り
        国本武春:「英国密航」

 二楽さんの出し物 鋏試し:桃太郎、注文:巌流島、ドラえもん、武春さん。
「共演者の顔を切るのは最も苦手です。似ていなくても怒らないで」といいつつ三味線弾き語りの見事な武春先生を切り終えました。注文の3人はご祝儀を準備した用意周到な方々。二楽さんのコメントもおかしかったです。
最後に私の好きな物をきって自分で持って帰ります、と、春日部の思い出を語りつつ、畑のかかし、そして、ふるさとの曲にあわせて、都会で土木工事をしている息子が故郷の風景を思い出し、両親の元に戻るというストーリー性のある話をOHPで後ろに映し出しました。お客さんは、最初、物語になっているのがわからなかったようですが、途中から一つずつおおーとざわめく反応の良さ。舞台の二楽さんも楽しいひとときだったと思います。

二楽さん意外にも、独楽の芸にもおお、と凄いどよめき、紋之助さんはどんどん客席に降りていって更に盛り上りました。喬太郎さんの横浜純情日記の横浜の町の描写にもうなる人あり、もちろんメインの武春さん、すばらしい三味線弾き語りと日本を世界へと切り開いた時代の若者に思いを託した、英国密航の熱演にも、惜しみない拍手。武春さんの「カリスマ」といわれる由縁も本当によくわかりました。
本当にすばらしい会でした。

2003年5月4日池袋新文芸座 喰始プロデュース・オールナイト映画&トークショー
   出演者:喰始(たべはじめ)・春風亭昇太・神田山陽

 生の二楽さんがみられないので、二楽さんの話が出た、という報告を書いてみます。

文芸座と各自のかかわり、という話から、山陽さんは地下のル・ピリエがあった時代によく出演していた、と発言。すると、喰始さんが、僕は一度だけ行ったことがある、二楽さんが出てたんだよ、立体紙切りというのをやっていて面白かったなあ、と回想。そこまでは、良かったのですが、あの時、僕は二楽さん、同い年位かと思ったんだよね・・(喰始さんはおそらく二楽さんより、10~20歳は年上と思われます)。山陽さん昇太さんも、流石にその発言には、驚きを隠せない様子でした。

ちなみに、喰始さんは、「WAHAHA本舗」主宰 。以前、二楽さん、山陽さん、三増紋の助さんの三人が、公演に参加して以来のお付き合いだそうです。活動の幅が広いですね、二楽さん。

2003年4月19日 錦糸町みつまさ寄席

 錦糸町のお蕎麦や、みつまさにて、三遊亭金時さんの会のゲスト出演をしました。
お客さんは、落ち着いた感じで、お蕎麦やさんの常連さんが多いようでした。
 お客さんの注文で、『ボブ・サップ』の注文に「なんとかブッチャーはこのあと注文しないように」といいながら、
更に「ボブ・サップ」を連呼しながら、切っていました。
 そして、「お子さんの注文は、必ず切るように」という先代正楽師匠(お父様)の教えを話したところで、
まさに小さなお子さんからの注文は、『分身の術』。 注文を繰り返しながら、「忍者六体」という素敵な作品に仕上げました。

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